the moment/ザ・モーメント
物語は、アルバム『BRAT』の大ヒットから数ヶ月後、という設定で始まる。
「スターの賞味期限を延ばすには?」「チャーリーのブラット・サマーの流行を、来年まで長引かせるためには?」
音楽レーベルからの圧力や、マネージャーの曖昧な対応、移動時間に捻じ込まれるSNSのコメント投稿、「ティンカーベルのような衣装を着て、天井から下りてくる演出はどうか?」「造作物の中に入り、派手に点火しよう」などライブの構成をめぐる演出家との軋轢‥‥本作は「ここまで描いてしまうの⁉」と実際の業界人も驚かせる程の裏話が連発される。また、「クールにきめたい」言いながらも意志がブレ続ける大スター(主人公)を、チャーリーxcx自身が演じることで、リアルとフィクションの境目を曖昧にしていく斬新な作りとなっている。
主人公の心をかき乱す“エンタメ業界のヴィラン”には、『センチメンタル・バリュー』で父親役を演じたステラン・スカルスガルド家の長男、アレクサンダー・スカルスガルド、『グラン・ブルー』『パルプ・フィクション』のロザンナ・アークエット、ティモシー・シャラメとの関係に注目が集まる実業家でタレントのカイリー・ジェンナーらが名を連ね、どのキャラクターも毎度最悪のシチュエーションで登場する。
【STORY】
2024年、アルバム「brat(ブラット)」で世界を熱狂させ、“ブラット・サマー”と呼ばれる社会現象を巻き起こした、ポップスター・チャーリーxcx。大胆で媚びないイメージを保ちたい彼女は、「クールか、否か」を鏡に問い続け、新しい自分を追い求めていた。ところが、マネージャーやSNS担当、音楽レーベルは、「ブラット・サマー・フォーエバー」を合言葉に、このムーブメントを、無理やり延命させようとする。やがてAmazonを出資につけた「ブラット」のライブ映像配信のプロジェクトが始動。突如現れたステージ監督は、チャーリーの表現に理解を示さず、ティンカーベルのような衣装を着させ天井から吊るす演出を提案。炎の演出など派手な仕掛けを次々と重ね、彼女を“ベタなスター像”へと押し込めていく。ついには、銀行をスポンサーにつけ、「brat」の文字をあしらったクレジットカードの大規模キャンペーンまでも始まる。多忙を極めたチャーリーは、ライブまであと数日というタイミングで、イビサ島へバケーションに出かけてしまい・・。
| 監督 | エイダン・ザミリ |
|---|---|
| 原題 | The Moment |
| 出演 | チャーリーxcx、アレックス・スカルスガルド、ロザンナ・アークエット、カイリー・ジェンナー |
| 作品データ | 2026/アメリカ |
| 配給 | ハピネットファントム・スタジオ |
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