KIDS
写真集「タルサ」などティーンエイジャーのリアルな姿を撮り続けてきたラリー・クラークは、マーティン・スコセッシ、ガス・バン・サント、フランシス・F・コッポラら多くの映画監督に影響を与えた写真家だ。監督デビュー作となる「KIDS キッズ」はSEX、ドラッグ、HIVとリアルなティーンの姿をまるでドキュメンタリーのように映し出し、そのセンセーショナルな衝撃から全米で賛否両論を巻き起こし、日本でも大ヒットした。
撮影は「マイ・プライベート・アイダホ」の名カメラマン、エリック・エドワーズが務め、そのショッキングな映像から「フィクションか現実か」という論争にまで発展。音楽はダイナソーJr.のベーシストであり、セバドーのボーカル&ギタリストのルー・バーロウ。そのほかダニエル・ジョンストンなども参加したサウンドトラックは映画とともに大ヒットした。
キャストは、俳優ではなく街中でクラークが知り合ったスケーターを起用。当時演技未経験だったクロエ・セビニーは、本作でジェニーを演じたことによって時代のアイコンとなっていく。さらに、現在も女優として活躍しているロザリオ・ドーソンがルビー役を演じた。
90年代のティーンエイジャーの現実を突きつけ、多くのクリエイターに影響を与えるなど、今もなお熱烈なファンを増やし続ける本作が、製作からちょうど30年の時を経て、スクリーンで蘇る。
※本作は映倫の審査により、児童ポルノ禁止法に抵触するおそれのあるシーンをカット及び、修正したバージョンとなります。
監督 | ラリー・クラーク |
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脚本 | ハーモニー・コリン |
キャスト | レオ・フィッツパトリック、ジャスティン・ピアース、クロエ・セビニー、ロザリオ・ドーソン、ハロルド・ハンター、Yakira Peguero 他 |
作品データ | 1995年製作/R18+/アメリカ |
配給 | 鈴正 / weber |
公式サイト | https://kids-movie.jp/ |
コピーライト | ©1995 KIDS N.Y. LLLC. All rights reserved ©2018 Filmverlag Fernsehjuwelen. All rights reserved. |