彼方のうた

彼方のうた

書店員の春は駅前のベンチに座っていた雪子に道を尋ねるふりをして声をかける。春は雪子の顔に見える悲しみを見過ごせずにいた。一方で春は剛の後をつけながら、その様子を確かめる日々を過ごしていた。春にはかつてこどもだった頃、街中で見かけた雪子や剛に声をかけた過去があった。春の行動に気づいていた剛が春の職場に現れることで、また、春自身がふたたび雪子に声をかけたことで、それぞれの関係が動き出す。春は二人と過ごす日々の中で、自分自身が抱えている母親への思い、悲しみの気持ちと向き合っていく。

『春原さんのうた』で第32回マルセイユ国際映画祭グランプリを含む3冠を獲得、その後も世界各地の主要映画祭を巡り、国内外で評価の高まりを見せた杉田協士による待望の長編4作目。

書店員の主人公・春を演じるのは小川あん。そして、春が自分自身と向き合うきっかけとなる雪子役に中村優子、剛役に眞島秀和。そして、飯岡幸子(撮影)、大川景子(編集)、黄永昌(音響)、スカンク/SKANK(音楽)と、これまでの杉田作品を支え続けるスタッフが集結。
監督 杉田協士
キャスト 小川あん 、中村優子、 眞島秀和、Kaya、野上絹代、 端田新菜、 深澤しほ、五十嵐まりこ、荒木知佳 、黒川由美子 、金子岳憲、大須みづほ、安楽涼、小林えみ 、石原夏実、和田清人、伊東茄那 吉川愛歩 伊東沙保

作品データ 2023/日本/カラー/スタンダード/5.1ch/84分
配給 イハフィルムズ
コピーライト ©︎2023 Nekojarashi Inc.

MOVIE ムービー

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